お金と仕事
超高級バスツアー、満席続出 1泊2日10万円超、1台たった10席
座席は45席分のスペースにわずか10席。そんな極上のバスツアーが人気を呼んでいます。
座席は45席分のスペースにわずか10席、リクライニングシートを倒して足を伸ばしても前後が気にならない、そんな極上のバスツアーが人気を呼んでいます。
大手百貨店の三越伊勢丹が主に富裕層向けに売り出しています。ツアーは東京都心発着で、料金は1泊2日でひとり15万円前後のプランが多いようです。
たとえば、岐阜県の飛驒高山に向かうプランでは、途中の長野・松本で信州そばの昼食を楽しみ、飛驒高山温泉の有名旅館のスイートルームに宿泊。翌日は乗鞍の花畑などを散策し、午後7時半ごろに東京に戻ります。
バスのシートは飛行機のビジネスクラスをイメージ。全席革張りで、各席には専用のモニターもあります。バス後部には広々とした化粧室を完備。添乗員や乗務員が、コーヒーやお菓子を提供したり、雨傘を用意したりしてくれるサービスもあり、「気配りも一流」です。
同社によると、バスの価格は1台1億2千万~3千万円。座席数を10席に限定しており、バスの価格は同じサイズの観光バスのおよそ3倍ということです。
同社は今後も需要が伸びるとみて、現在2台のバスを来春までに4台に倍増させる計画です。
観光地をめぐるプランのほか、夏祭りやコンサートなどイベントにあわせて企画されたものもあります。比較的年配の夫婦や女性同士での参加が多いようです。
同社によると、夏のプランはほぼ半数がすでに満席状態。上高地(長野県松本市)や花火大会を組み合わせたプランが人気のようです。
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