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タモリ・森口博子・氷川きよし…全員同じ中学出身 謎の名門校とは?
福岡に、タモリさん、森口博子さん、博多華丸さん、氷川きよしさんらが卒業した中学校があります。多くの芸能人を輩出する「名門」の秘密とは?
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福岡に、タモリさん、森口博子さん、博多華丸さん、氷川きよしさんらが卒業した中学校があります。多くの芸能人を輩出する「名門」の秘密とは?
福岡に、タモリさん、森口博子さん、博多華丸さん、氷川きよしさんらが卒業した中学校があります。高橋真梨子さんも在学していたというその学校。普通の公立高校なのに、なぜこんなに芸能人を輩出しているのか。そこには「ひょっとして自分も…」という先輩の存在と、自由な雰囲気がありました。
数々の芸能人が巣立っていった中学校、それは福岡市立高宮中学校です。校内には、タモリさんが32年司会を務めた番組「笑っていいとも!」が昨春に終了した際に、同窓会が贈った花へのお礼状が、本名「森田一義」の名前で飾ってあります。
芸能人のOB、OGが多い理由について、2015年5月24日の朝日新聞記事で森口博子さんはこう答えています。
「福岡は人を楽しませたい、熱くなりたいというスピリッツの人が多い。高宮中にそんな気質の人が集まったのかな」
森口さんはさらに、「先輩の存在」も挙げます。デビュー当時から後輩として彼女に目をかけてくれたのがタモリさんでした。「いいとも!」でも7年あまり共演しています。
博多華丸さんがあげたのも、タモリさんの存在です。同じ記事の中で「ひょっとしたら自分もタモリさんみたいになれるんじゃないかと目指す人が多かったのでは。私もその一人」とコメントしています。
一方、氷川きよしさんにとって、「ターニングポイントになった最初の人」は森口さんだったそうです。記事では「中学時代に森口さんがテレビにたくさん出ていた。近くに感じ、歌手になりたいと思えた」と答えています。
東京のタモリさん宅では一昨年秋以降、高宮中出身の芸能人の同窓会が時折開かれているそうです。名付けて「TMC(高中森田クラブ)」。同窓会では、氷川さんが校歌を歌って盛り上げることもあるそうです。
地元の人はどう見ているのか。同窓会の上床(うわとこ)隆彦会長は、自由な校風が伝統で才能を伸ばしやすい、芸能活動への偏見がない点も大きいと言います。
同窓会の活動は活発で、総会を3年に1度開くほどです。今春は、華丸さんが出演した福岡市内にある博多座の舞台も観劇しました。上床会長は「地域の応援が励みになっているのでは」と話しています。