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派手×派手 雅叙園に、ねぶた出現 文化財の部屋、埋め尽くす顔顔顔
都内でも屈指の派手な装飾で知られる雅叙園に、東北屈指の派手な祭り「青森ねぶた」が出現。かつてなゴージャスなコラボが実現しました。
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都内でも屈指の派手な装飾で知られる雅叙園に、東北屈指の派手な祭り「青森ねぶた」が出現。かつてなゴージャスなコラボが実現しました。
都内でも屈指の派手な装飾で知られる雅叙園に、東北屈指の派手な祭り「青森ねぶた」が出現。かつてないゴージャスなコラボが実現しました。
雅叙園では毎年、夏に、東京都指定有形文化材の百段階段をつかった展示企画を開催しています。今年は「和のあかり×百段階段」と銘打ち、青森の「ねぶた」や、山口県柳井市の「金魚ちょうちん」などを展示します。
3月に「ねぶた」の実物を使ったリハーサルが行われ、雅叙園でも一番、豪華と言われる「漁樵(ぎょしょう)の間」に、「ねぶた」が設置されました。
祭りに登場する「ねぶた」は高さ5メートル、幅9メートル、奥行き7メートルと巨大です。一方、「漁樵の間」の天井は3.5メートルしかありません。そのため、「ねぶた」を顔や腕など、パーツ単位で切り離して設置します。それでも、顔は高さ2メートルもあります。
「漁樵の間」は、「花嫁が見劣りしてしまう」と、ここでの披露宴が避けられたとの逸話も残るほどの部屋。直径約70センチのヒノキの床柱2本には、部屋の名の由来となった漁師ときこり、海と山、春と秋が対照的に、彩色木彫りで描かれています。
派手さは一歩も引かない両者がコラボした室内は、異様な迫力に満たされました。「ねぶた」のテーマは「酒呑童子」。巨大な杯と鬼と武者がにらみ合います。今回、初めて「ねぶた」に使ったというLED照明は、刀を青く妖しく照らします。「ねぶた」の灯によって、部屋の装飾が、一層、迫力を増して浮かび上がります。
制作した、ねぶた師の立田健太さんは「光の調整に気を遣いました。『漁樵の間』だからこそ出せる作品に仕上がりました」と話していました。
本番の「和のあかり×百段階段」展は7月3日から8月9日まで、雅叙園で開かれる予定です。