お金と仕事
力道山の等身大ゴールド像が1800万円! 1体限定で販売へ
戦後の日本を熱狂させた名プロレスラー、力道山がゴールドの立像としてよみがえる――。1体限定で価格は1800万円。次男が監修した本格派だ。
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戦後の日本を熱狂させた名プロレスラー、力道山がゴールドの立像としてよみがえる――。1体限定で価格は1800万円。次男が監修した本格派だ。
戦後の日本を熱狂させた名プロレスラー、力道山がゴールドの立像としてよみがえる――。金ぱくを張った等身大のオブジェ「黄金の力道山」を貴金属販売店が制作し、3月18日から販売する。1体限定で価格は1800万円。次男の66歳現役レスラー、百田光雄さんが監修した本格派だ。
力道山は現在の北朝鮮出身。大相撲を引退後、プロレスに転身し、ジャイアント馬場、アントニオ猪木らを育てたことから、「日本プロレス界の父」と呼ばれる。
戦後復興途上の1950年代、街頭テレビのプロレス中継は国民的娯楽となり、得意技の空手チョップで観衆を沸かせた。暴力団員に刺されたことから63年、39歳で死亡した。
近年は、柔道家・木村政彦との因縁を描いたノンフィクション「木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか」(増田俊也さん著)や、孫の「力(ちから)」選手(33)のプロレスデビューなどで再注目された。
「黄金の力道山」は、松坂屋名古屋店(名古屋市中区)で3月18日から開かれる「黄金の世界展」の目玉として、主催の貴金属販売店「SGC」が制作。力道山の次男のプロレスラー、百田光雄さん(66)が監修した。
企画展事務局によると、およそ半年かけて高さ約180センチのFRP製の立像を制作し、金ぱく800枚を張って仕上げた。
力道山の墓がある池上本門寺(東京都大田区)を原型師らが訪れ、胸像のオブジェを見に行ったり、現存するさまざまな写真を見たりしながら、プロポーションの再現に努めたという。造形の場には百田さんを招き、細かい修正を繰り返した。
特に、表情や背中の筋肉の付き方に強くこだわったという。
1体限定で1800万円(税別)という強気の価格だが、事務局は「世界に一つしかない逸品ですので、ファンの方には気に入ってもらえると自負しております」と出来上がりに自信をみせる。
このほか、ミニチュア版として「K24 力道山」も制作した。高さ11センチ、重量50グラムと小ぶりだが、24金製で価格は90万円。
今回、企画展の目玉商品の題材に力道山を選んだのは、2015年が“昭和90年”に当たることを記念したからだという。
ゴールド商品の購買層は、「力道山の試合に興じた、激動の昭和期を生きてきた人たちと重なる」(事務局)。
そこで、そんなシニア世代に向けた商品として、「自分へのご褒美や子孫への継承、先祖への感謝をこめて金製品をお買い求めになるお客さまに、楽しんでいただきたかった」という。
実物は3月18日、松坂屋名古屋店での企画展初日にお披露目される。