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IT・科学

グーグル開発の人工知能DQN ネットでは「命名事故?」「奇跡的」

グーグルが開発した人工知能は、その名も「DQN」。日本ではネットスラングでもある「ドキュン」が、世界中のネットユーザーの間で浸透するかも。

米グーグルの本社
米グーグルの本社 出典: 朝日新聞

目次

 米国のIT大手グーグルが、画期的な人工知能を開発した、と26日号の科学情報誌「ネイチャー」(電子版)で発表しました。その名も「DQN」。「DQN(ドキュン)」とは、「知的水準が低く、常識がない」という意味の日本のネットスラング。グーグル肝いりのプロジェクトだけに、世界中のネットユーザーの間で「ドキュン」が浸透するかもしれません。

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DQN、難しい課題にゼロから取り組む

 ネイチャー電子版によると、この人工知能(AI)は、グーグルの子会社「ディープマインド」のチームが開発しました。
 他企業が開発している既存のAIは、単一の目的に特化されているものが多くありました。
 それに対してDQNは、「得点が最大になるような行動を選ぶ」「データから対象物の特徴をとらえる」などの学習機能を組み合わせることで、様々な課題にゼロから取り組んで成果を上げられるのが特徴です。
 たとえばゲームの場合なら、遊びながら自動学習し、攻略法を編み出して上手くなっていくそうです。

DQN、インベーダーゲームで高得点

 DQNという名前は、「ディープQネットワーク」という人工知能システムの略称。子会社「ディープマインド」の名前に由来するとみられます。
 実際にDQNは、米国のゲーム会社「アタリ」のレトロなインベーダーゲームをプレーし、人間のプロゲーマーに匹敵する高得点を挙げたそうです。

「DQN」の元ネタとされるテレビ番組「目撃!ドキュン」(テレビ朝日系)の収録風景。借金や不倫などに苦しむ人たちを取り上げ、こういった人たちを指すスラング「DQN」が生まれた。ラサール石井さん(左)と田中律子さんが司会。番組のコンセプトは「人間の応援歌」だった
「DQN」の元ネタとされるテレビ番組「目撃!ドキュン」(テレビ朝日系)の収録風景。借金や不倫などに苦しむ人たちを取り上げ、こういった人たちを指すスラング「DQN」が生まれた。ラサール石井さん(左)と田中律子さんが司会。番組のコンセプトは「人間の応援歌」だった 出典: 朝日新聞

 DQNは日本のネット上では「ドキュン」と読まれ、「知的水準が低く、常識がない」という意味のネットスラングとして知られています。今回の発表に対し、ツイッターではさっそく「すごく頭が悪そう…」「奇跡的な名前」「命名事故?」といった投稿が相次いでいます。




【関連リンク】科学情報誌「ネイチャー」の日本語版サイト

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