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焼そばU.F.O.の意外な由来 「うまい」「太い」「大きい」?
「日清焼そばU.F.O.」の名前の由来は、「うまい」「太い」「大きい」でした。
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「日清焼そばU.F.O.」の名前の由来は、「うまい」「太い」「大きい」でした。
ペヤングの製造休止で話題になったカップ焼きそば。日清食品が販売している「焼そばU.F.O.」は、西日本を中心に高い知名度を誇る商品です。気になるのは、その名前。焼きそばとUFO(unidentified flying object=未確認飛行物体)、いったいどんな関係があるのでしょうか? その由来は意外なものでした。
日清食品ホールディングスのホームページの「よくあるご質問」を見ると、その名前の由来が紹介されていました。
他社の製品が四角い容器に入っているのに対し、丸いUFOみたいな形をしているからだと思っていた人は多いのではないでしょうか。
日清食品ホールディングス広報部に詳しく聞きました。
――UFOみたいな容器に入っているのは、なぜですか?
「あの容器の形状は、現在の社長・安藤宏基のアイデアです。商品開発にあたって、味を決める前に容器の形を決めました」
――どうしてですか?
「焼きそばは皿で食べるもの、という日本人の体にしみついた習性を大切にするためです。その結果、UFOのような丸い形になりました」
――U.F.O.の名前は、その形状に由来しているわけではないのですか?
「ホームページでは、うまい、太い、大きい、と説明していますが、形状が関係ないわけではありません。当初、容器や味は決まったものの、なかなか名前が決まりませんでした。会議中に安藤が何げなくフタをフリスビーのように投げてみたところ、飛んでいる様子が当時ブームになっていたUFOに似ていたことから、ひらめいたそうです」
◇ ◇ ◇
日本でUFOがブームになったのは1970年代後半。日清焼そばU.F.O.が発売されたのは1976年、ピンク・レディーのヒット曲「UFO」が発売されたのは翌年の1977年でした。
時代背景と安藤さんのアイデアをきっかけに、最終的に「うまい」「太い」「大きい」の意味を込めて名前を決定したそうです。