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「イスラム国」 解放時の身代金、1人平均2億7千万円
「イスラム国」はこれまでに、フランス、スペイン、イタリア、ドイツ、トルコなの人質を解放しています。詳細は明らかにされていませんが、シリア北部とトルコの国境地帯が舞台になることが多いようです。
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「イスラム国」はこれまでに、フランス、スペイン、イタリア、ドイツ、トルコなの人質を解放しています。詳細は明らかにされていませんが、シリア北部とトルコの国境地帯が舞台になることが多いようです。
「イスラム国」はこれまでに、フランス、スペイン、イタリア、ドイツ、トルコなどの人質を解放しています。詳細は明らかにされていませんが、シリア北部とトルコの国境地帯が舞台になることが多いようです。
昨年4月、「イスラム国」に約10カ月間拘束されていたフランス人記者4人が解放されました。4人は夜の間に、国境のシリア側へ移送され、手を縛り目隠しをした状態で置き去りにされていました。
ニューヨーク・タイムズ紙は、フランス人のほか、ドイツ、スペインなどの人質十数人が身代金と引き換えに解放されたと報じました。支払われた身代金は、平均すると1人あたり200万ユーロ(約2億7千万円)以上だといいます。
昨年9月には、イラク第2の都市モスルで同年6月に拘束された、トルコの領事館員ら49人が解放されました。トルコ政府は館員解放の見返りに、「イスラム国」の捕虜180人をアラブ系部族を通じて戻したとされています。しかし、政府は捕虜の解放自体を認めておらず、どのように解放したのかは明らかにされていません。
「イスラム国」は、アメリカとも人質と、収監中の過激派関係者との交換を水面下で要求してきました。しかし、アメリカは「イスラム国」への身代金支払いや囚人釈放には否定的とされています。昨年8月には、「イスラム国」によって米国人ジャーナリストのジェームス・フォーリー氏の殺害映像が公開されています。現在も米国人女性1人を人質にしており、ABCなど複数のメディアによると、この女性を解放する条件としても、身代金の支払いや、アメリカが収監しているアーフィア・シディキ受刑者の引き渡しを水面下で求めているといわれています。