エンタメ
谷村新司、仲間由紀恵と北陸新幹線CM曲 「いい日旅立ち」超えるか
歌手の谷村新司さんが、今年3月に開業する北陸新幹線のCMソングを作りました。PRソング「北陸ロマン」を、谷村さんと仲間由紀恵さんがデュエットで歌います。新たな鉄道ソングの定番となるか注目です。
エンタメ
歌手の谷村新司さんが、今年3月に開業する北陸新幹線のCMソングを作りました。PRソング「北陸ロマン」を、谷村さんと仲間由紀恵さんがデュエットで歌います。新たな鉄道ソングの定番となるか注目です。
歌手の谷村新司さん(66)が、今年3月に開業する北陸新幹線のCMソングを作りました。PRソング「北陸ロマン」を、女優の仲間由紀恵さん(35)とデュエットで歌います。谷村さんはこれまでも、「いい日旅立ち」「三都物語」といった鉄道CMソングを提供。新たな鉄道ソングの定番となるか注目されます。
新CMは、仲間さんが富山、石川、福井の北陸3県を訪れ、魚市場や温泉、グルメを満喫する内容。谷村さんが実際に3県を訪れ、風物を織り込んだ歌詞と旅情感あふれるメロディーに仕立てた「北陸ロマン」がバックに流れます。
歌は、谷村さんと仲間さんがデュエット。やわらかい日本語と古語が入り交じる独特の谷村節を、仲間さんが伸びやかに歌い上げています。CMで歌声を披露するのは、2006年に「仲間由紀恵withダウンローズ」名義で歌ったau(KDDI)のCMソング「恋のダウンロード」以来9年ぶりです。
14日にあった発表会見では、谷村さんは「みんなが笑顔になる曲」、仲間さんは「ワクワクして旅に出たくなる曲」と語り、それぞれ仕上がりに満足げでした。
「いい日旅立ち」は、1978年に発売された、山口百恵さんのシングル曲。作詞・作曲を谷村さんが担当しています。慢性的な赤字経営だった国鉄がイメージ向上を狙った国内個人旅行キャンペーンの、タイアップCMソングとして制作されました。
しかし、当時のトップアイドルを起用したキャンペーンもむなしく、累積赤字は拡大。起死回生の決め手を欠いたまま、87年の国鉄分割民営化に至ります。
ただ、国鉄キャンペーンとしては十分な結果が出なかったものの、「いい日旅立ち」自体は大ヒット。百恵さんの代表曲の一つとして知られ、昭和歌謡の名曲として多くの歌手にカバーされるなど、今も歌い継がれています。
2003年には、谷村さん自ら再アレンジした「いい日旅立ち・西へ」を鬼束ちひろさんが歌い、JR西日本のキャンペーンCMに使われました。さらには、東海道・山陽新幹線や寝台特急「トワイライトエクスプレス」で車内放送のBGMに起用され、いまや鉄道ソングの定番となっています。
このほか、90年には谷村さんが自ら歌う「三都物語」も、JR西日本のキャンペーンCMソングに採用されています。
北陸新幹線は今月、金沢―敦賀間を当初計画より3年前倒しとなる22年度に開通させる方針が決まりました。一方で、膨らむ財源をどう賄うかなど、課題も山積しています。
谷村さんの新曲が集客増と安定経営に寄与できるか、それとも楽曲だけが人気を得て終わるのか?再登板の結果が注目されます。