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紅白歌合戦、「石川さゆりの法則」発見される 常連曲を調べると…
大みそかに放送されるNHK紅白歌合戦。往年の有名曲が繰り返し歌われる傾向が近年強まってます。過去10年間、何度も歌われているのはどんな曲か調べてみると……
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大みそかに放送されるNHK紅白歌合戦。往年の有名曲が繰り返し歌われる傾向が近年強まってます。過去10年間、何度も歌われているのはどんな曲か調べてみると……
大みそかに放送される国民的番組、NHK紅白歌合戦。その年の流行歌で一年を振り返るというよりも、往年の有名曲が繰り返し歌われる傾向が近年強まってます。
2005年から今年の予定曲までの10年間、何度も歌われているのはどんな曲か調べてみると…
石川さゆりさんはこの10年すべて出場していますが、「津軽海峡・冬景色」と「天城越え」の2曲以外を歌ったのは2006年だけ。
そして、この両曲はきれいに「津軽」→「天城」→「津軽」→「天城」……と交互に並んでます。昨年は「津軽海峡・冬景色」で、今年も順番通りに「天城越え」となりました。10年間で5度目です。
そのほか今年出場する演歌歌手のなかの何人かの、この10年の曲目を見てみましょう。
・香西かおりさんは、今年は3年連続となる「酒のやど」。「無言坂」が2回
・細川たかしさんは、「浪花節だよ人生は」が4回
・坂本冬美さんは、今年は2年連続となる「男の火祭り」。「夜桜お七」が3回、「また君に恋してる」が2回
・森進一さんは、「おふくろさん」が3回、「襟裳岬」が2回
・伍代夏子さんは、今年歌う「ひとり酒」が2回、「金木犀」が3回
…そんな演歌界において、新曲をひっさげて毎年臨むのが水森かおりさん。「ご当地ソングの女王」だけあって、毎年違った地域を紹介しています。今年は「島根恋旅」です。
昨年で卒業した北島三郎さんは2005~13年で「まつり」「風雪ながれ旅」が各3回。演出面でも盛り上がる両曲がないと、紅白は寂しくなるかもしれません。
毎年、同じ歌を聞かされるという印象を強くしたのは、美川憲一さん「さそり座の女」でしょうか。
2006~09年まで「さそり座の女2006」などと末尾に西暦を付けたバージョンで登場しました。
美川さんと派手な衣装対決を繰り広げていた小林幸子さんはどうでしょう。
外見に目が向きがちで、曲を覚えていない人も多いかもしれませんが、2005年から最後の出場となった2011年まで、毎年違う曲を歌っていました。
演歌歌手以外に目を向けると、ゴールデンボンバーは初出場した2012年、翌年の13年と「女々しくて」を歌ってました。今年の選曲に注目が集まりましたが、3年連続で同じ曲となりました。