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【お答えします】マンボウの水槽に保護シートがある理由
「マンボウ最弱伝説はウソ」の記事について、追加取材のリクエストをいただきました。マンボウの水槽内にあるシートについて調べてみました。
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「マンボウ最弱伝説はウソ」の記事について、追加取材のリクエストをいただきました。マンボウの水槽内にあるシートについて調べてみました。
「マンボウ最弱伝説はウソ」の記事について、追加取材のリクエストをいただきました。水槽内にあるシートは何のためにあるのか、3つの水族館に聞きました。
まずはサンシャイン水族館に聞いてみました。
Q マンボウの水槽に保護シートのようなものを設置していますか?
A 我々が「マンボウフェンス」と呼んでいるビニールシートのようなものですね。水槽内を覆うように設置しています。
Q 設置の理由を教えてください
A 理由は二つあります。ひとつはマンボウを保護するためです。小回りが利かないため、水槽にぶつかってしまうことがあります。ちょっとした衝突でも、大きな体で何度もぶつかると大きなケガにつながります。
Q もうひとつは?
A 水槽のキズを防ぐためです。アクリル製なので、ぶつかったところにキズがつくと白く濁ったようになって、水槽内が見にくくなっていまうんです。
なるほど、マンボウと水槽、両方を保護するためなんですね。
お次は、アクアワールド茨城県大洗水族館に聞きました。
Q シートは設置していますか?
A はい。厚みのある柔らかい素材を、壁や水槽に沿って筒状に設置しています。マンボウは小回りが利きにくいため、衝突を防ぐために設置しています。
Q やっぱりマンボウが弱い生き物だからですか?
A 他の魚と比べて飼育が難しいことは確かですが、ネット上で言われているように極端に弱いわけではありませんよ。
最後に、前回詳しく話を聞いた名古屋港水族館の小串輝さんに聞きました。
Q シートはありますか?
A 広めの水槽で飼育しているので、マンボウがよくいる部分にだけ衝突防止シートをつけています。
Q 改めてお聞きします。マンボウは弱い生き物ですか?
A シートを設置しているから弱いとは言い切れません。マグロやカツオといった魚はマンボウよりもはるかに皮膚が弱いです。でも小回りが利くからぶつからないんです。マンボウは皮膚は硬いけど、小回りが利かない。それを防いでいるだけです。
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何をもって弱いとするか。その捉え方次第かもしれませんが、ネットで騒がれてるほど弱いわけではなさそうです。