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台風19号の名前「スズメバチ」 何でこんな恐ろしいネーミングに？
台風18号が日本列島を通り過ぎた後、姿を現した台風19号。その威力に見合ってか名前を「スズメバチ」という名前がつけられています。関係あるようでないようなこの名前。どこから名付けられたのでしょうか？
台風18号が日本列島を通り過ぎた後、姿を現した台風19号。その威力に見合ってか名前を「スズメバチ」という名前がつけられています。関係あるようでないようなこの名前。どこから名付けられたのでしょうか？
ネットでも「怖いw」という声が
明日から始まる世間的な3連休がおしごとで埋まっていることよりも、ヴォンフォンちゃん（台風No.19）がこっちに向かってるのが気がかりである。スズメバチという意味のネーミングに相応しい威圧感がこわい。
— msty (@mstyrikop) 2014, 10月 10台風の名前、140あるって。で、今回はヴォンフォン=スズメバチだと。最強すぎる台風に相応しい名前、か？Σ(ﾟДﾟ)
http://t.co/jwWxXBWal7
— ひらまつみわ (@nekogoyacyo) 2014, 10月 10おはようございます（´-`）.｡oO（
来週台風が来るらしいですなっ！！
ライブ当日にはすぎているらしいのでよかた！！
因みに今回の台風19号の名前はヴァンフォンとゆー名前らしい！
因みにこれがヴァンフォンですww pic.twitter.com/TmmhkPXAPD
— taku (@Articaltaku) 2014, 10月 10そもそも台風に名前なんてあるの？
台風は1号や2号と何号で記載されることが多いので、名前があることを知らない人も多いと思います。
しかし台風には140もの名前があり、各台風にはそれぞれ名前が付けられているのです。
今回の台風19号はヴォンフォン（スズメバチ）
台風名はあらかじめ決められている140個の名前を周回して使用しています。
上の図を見れば分かるとおり、台風17号はカンムリ、18号はファンファンとなります。
台風19号は勢力が強いから「スズメバチ」という強そうな名前が付けられたのではなく、周回的にその名前になったんですね。
台風名はアジアの各国がそれぞれ命名しています。
ヴォンフォン（スズメバチ）はマカオが命名した名前で、他にもユニークな名前がたくさんあります。
中国が命名したWukong。 和訳すると孫悟空。
韓国が命名したGaemi。 和訳するとアリ。
フィリピンが命名したDanas。 和訳すると経験すること。
北朝鮮が命名したMujigae。 和訳すると虹。
ミクロネシアが命名したGuchol。 和訳するとウコン。
ユニークですね。台風の名前が虹だなんて誰も想像しないでしょう。
日本はどうなの？
日本も10個の台風を命名しています。
てんびん座、やぎ座、ウサギ座、かじき座、かんむり座、くじら座、コップ座、コンパス座、とかげ座、はと座。
星座の名前かな？と思ったのですが、かじき座やコップ座なんて無かったような...。
名付け理由がよく分からなかったので気象庁に直接聞いてみました。
人名はＮＧ 「いじめを助長しかねない」
気象庁予報課によると、以前はアメリカの命名に従っていましたが、２０００年ごろに、アジア各国由来の命名を、という機運があり、アジア各国からアイデアが持ち寄られたそうです。
日本から名称案を提出する際に、気象庁で議論がされました。
「子どものいじめにつながりかねない」との懸念から人名はＮＧに。台風は被害も甚大なので、風評被害を招かないように、特定の商品の名前もＮＧとされました。
発音しやすくて短いから
そこで、台風と同じ自然現象である、星座から名付けようと決まったそうです。
その際、星座の持つ意味などよりも、海外の人たちも発音しやすく、アルファベットの綴りも短い、という条件に合致するものから探しました。
結果的に、マイナーな星座の名前が多くなってしまったそうです。
