お金と仕事
東京ゲームショウは「独立宣言」だった 18年前の人気ソフトは…
今や世界最大級のゲーム展示会「東京ゲームショウ」。第1回は1996年に開かれました。当時としては、ソフトメーカーが開催した初の大規模なイベントでした。ゲーム機メーカーの影響力が強かったゲーム業界で、ソフトメーカーの存在が大きくなる転換期を象徴する出来事でした。
お金と仕事
今や世界最大級のゲーム展示会「東京ゲームショウ」。第1回は1996年に開かれました。当時としては、ソフトメーカーが開催した初の大規模なイベントでした。ゲーム機メーカーの影響力が強かったゲーム業界で、ソフトメーカーの存在が大きくなる転換期を象徴する出来事でした。
今や世界最大級のゲーム展示会「東京ゲームショウ」。第1回は1996年に開かれました。当時としては、ソフトメーカーが開催した初の大規模なイベントでした。ゲーム機メーカーの影響力が強かったゲーム業界で、ソフトメーカーの存在が大きくなる転換期を象徴する出来事でした。
18年前の第1回、主役のゲーム機は、任天堂のNINTENDO64(N64)、スーパーファミコン、セガ・エンタープライゼスのセガサターン(SS)、ソニー・コンピュータエンタテインメントのプレイステーション(PS)。時代を感じさせます。
「東京ゲームショウ」の第1回目の会場は、お台場の東京国際展示場でした。ゲーム機メーカーの展示会が多かった当時、一つのメーカーに限らない、いろんなゲーム機のソフトを体験できるイベントは、とても新鮮だったようです。会場には夏休み中の子どもが殺到。千人もの人が行列を作り、徹夜組も出ました。
「東京ゲームショウ」を開催したコンピュータエンターテインメントソフトウェア協会(CESA)は、第1回が開かれた1996年に社団法人になったばかりの、ソフトメーカーによる初の業界団体でした。
当時は、長く任天堂の1強だったゲーム業界に、セガサターンとプレイステーションが登場した時期でした。任天堂以外のゲーム機メーカが出てきたことでソフト業界の存在感が強まり、業界団体の結成、「東京ゲームショウ」の開催に結びつきました。これはソフトメーカーによる任天堂からの「独立宣言」と言われました。
当時の人気ソフトは何だったのでしょうか?「週刊ファミ通」のランキングには「バーチャキッズ」や「ワースタEX」など、往年のゲームファンには懐かしいタイトルが並んでいます。
人気ゲームソフト
1位:バーチャファイターキッズ=セガ
2位:ワールドスタジアムEX=SCE
3位:NOeL(ノエル)=SCE
4位:ときめきメモリアル~forever with you~=セガ
5位:時空探偵DD~幻のローレライ~=SCE
6位:刻命館=SCE
7位:デカスリート=セガ
8位:ポポロクロイス物語=SCE
9位:ポケットモンスター=任天堂
10位:スターオーシャン=任天堂
(1996年夏=「週刊ファミ通」のランキングから)