グルメ
「山田うどん」は埼玉そのもの？ ももクロや元首相も虜に
埼玉県を中心に首都圏で店舗を展開する「山田うどん」。味は平凡だけれど、居心地がいいらしい。研究本まで刊行され、ファンのことを「山田者（もの）」と呼ぶらしい。
埼玉県を中心に首都圏で店舗を展開する「山田うどん」。味は平凡だけれど、居心地がいいらしい。研究本まで刊行され、ファンのことを「山田者（もの）」と呼ぶそうだ。
ももクロに必要なことは、全て学んだ
アイドルグループ「ももいろクローバーＺ」のマネジャー、川上アキラさんもその一人。山田でアルバイトした経験があり、ライブ中のメンバーに体力のつく山田のもつ煮込みを振る舞っていると明かした。「ももクロに必要なことは、全て山田で学んだ」。店を切り盛りした経験が今の仕事に生きているという
朝日新聞デジタル
パワーフードを聞かれると5人は声を揃えて「もつ煮込み」と回答。玉井が「ライブの楽屋には山田うどんの『煮込みパンチ』を鍋で煮てもらうんですけど、西武ドーム大会のときにはパンチを50袋用意してもらいました」と4月13、14日の埼玉・西武ドーム公演のバックステージの様子を披露した
ナタリー
直木賞作家も
直木賞作家の角田光代さんは続刊のために、山田を舞台にした小説を書き下ろした。３０代後半の独身女性が、かつては理解できなかった山田の良さに気づき、自分の恋愛観や生き方を見つめ直す物語
朝日新聞デジタル
元首相までもが
野田元首相は就任当初、山田うどんやサイゼリヤといった庶民派グルメ好きとして話題になった。当時の山田うどんに「野田効果」はあったのか？
「少し期待していたところもありましたが、残念ながら売り上げが伸びたというデータはありません。一連の庶民派発言をパフォーマンスと断じる向きもありますが、当社としては名前を出していただいたことをありがたく受け止めています」
web R25
研究本も刊行されました
若い頃から山田に通い続けるファンで、「山田者」を自称するフリーライターの北尾トロさんと、コラムニストのえのきどいちろうさん。好きが高じて、歴史やメニューの特徴、関係者インタビューをまとめた研究本「愛の山田うどん」と「みんなの山田うどん」を刊行した。
「山田（山田うどん）はね、埼玉の人の心の古里ですよ」。えのきどさんが力説すると、北尾さんも「地元の誇りに思ってほしい」と応じた。このコンビ、最近ラジオや新聞に引っ張りだこだ。
朝日新聞デジタル
■好きが高じて店舗を自作
安くて量が多いのが売りで、郊外にでかい駐車場とともにある店舗が多い。
僕も大好きなのだが、残念ながら都心部には店舗が少なく、なかなか行けない。
なので、作ってしまおう。
いや、山田うどんのメニューじゃなくて、店舗を
デイリーポータルＺ
僕も大好きなのだが、残念ながら都心部には店舗が少なく、なかなか行けない。
なので、作ってしまおう。
いや、山田うどんのメニューじゃなくて、店舗を
■山田うどんのウリは？
山田うどんを運営する山田食品産業（山田裕朗社長）がターゲットにしたのは、トラック運転手をはじめとした男性客。麺にどんぶり飯というセットメニューのボリュームが売りだ。麺に讃岐うどんのようなコシはなく、常連客は「うまいけど、どこにでもありそうな味」。同社も「特徴がないのが特徴とも言われます」
朝日新聞デジタル
■結論、なぜ人気なのか
他の外食チェーン店が時代とともにスタイルを変えるなか、味もメニューも店構えも同じ。えのきどさんは、そんな山田に埼玉県を重ねる。「平凡だけど、実は居心地が良いという豊かさが山田と埼玉に共通している」
埼玉県民はときに「ダサイタマ」などと言われ、東京に引け目を感じてきた。北尾さんは「ファンの人は山田を通じて、埼玉や関東の良さを再認識できたのではないか」。ブームの向こうに「懐かしさ」を求める人たちの姿をみる。
朝日新聞デジタル
埼玉県民はときに「ダサイタマ」などと言われ、東京に引け目を感じてきた。北尾さんは「ファンの人は山田を通じて、埼玉や関東の良さを再認識できたのではないか」。ブームの向こうに「懐かしさ」を求める人たちの姿をみる。
福岡から東京に来て３年。私は一度も山田うどんに行ったことがなかった。記事を読んで埼玉県内の店舗の門をたたいた。うーん。正直な話、福岡の「ウエスト」や「牧のうどん」の方がおいしいと思った。例え「のびたうどん」といわれようとも。
