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宇宙から撮影された「最も悲しい写真」

出典: 宇宙飛行士アレクサンダー・ガーストさんのツイッターから

目次

ガザ地区の地図
ガザ地区の地図 出典:朝日新聞デジタル
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 パレスチナ自治区のガザで今月上旬に始まったイスラエル軍とイスラム組織ハマスとの戦闘が激しさを増しています。イスラエル軍の地上侵攻も大規模化し、多数の死傷者が出る中、宇宙からの写真付きツイートが、話題を呼んでいます。

最も悲しい写真


 国際宇宙ステーション(ISS)に滞在中の宇宙飛行士アレクサンダー・ガーストさんが「今までで最も悲しい写真」としてツイッターに投稿したのは、宇宙から見たガザ地区の写真です。「爆発やロケット弾も見える」と語っていて、すでに1万回以上リツイートされています。


 ドイツ人宇宙飛行士のガーストさんは、母国語のドイツ語でも同様の趣旨のツイートをしています。

アレクサンダー・ガーストさん=ロイター
アレクサンダー・ガーストさん=ロイター

発端は誘拐事件

 発端は、6月に起きた誘拐事件です。この事件を巡って、イスラエル、パレスチナの双方が報復を繰り返し、激化しました。

 直接のきっかけは、6月にイスラエル人少年3人が誘拐され、遺体で見つかった事件だった。イスラエルは「ガザを実効支配するハマスが犯人」と断定し、数百人のパレスチナ人を逮捕。容疑者の家を爆破した。7月には、パレスチナ人少年がイスラエル人に誘拐・殺害される事件も起きた。怒ったハマスは、ガザからイスラエルへのロケット弾攻撃を始めた。イスラエル軍は圧倒的な軍事力で報復し、事態がエスカレートした。
朝日新聞デジタル:ガザ、繰り返される悲劇なぜ(14年7月24日)
爆発物を使って破壊された、イスラエル人誘拐の容疑者として指名手配されている男性の家。廃屋にはパレスチナ旗が掲げられていた=ヨルダン川西岸ヘブロン、仙波理撮影
爆発物を使って破壊された、イスラエル人誘拐の容疑者として指名手配されている男性の家。廃屋にはパレスチナ旗が掲げられていた=ヨルダン川西岸ヘブロン、仙波理撮影 出典:朝日新聞デジタル

増える犠牲者

 イスラエル軍によるパレスチナ自治区ガザへの軍事作戦で、23日までのガザの死者が695人に達した。停戦を仲介するケリー米国務長官は同日、パレスチナ自治政府のアッバス議長らと相次いで会談。ガザを実効支配するイスラム組織ハマスも「休戦」に言及し始めたが、前線での衝突は激化しており、先行きはなお予断を許さない。
朝日新聞デジタル:ガザの死者、695人に 停戦交渉は予断許さず(14年7月24日)
ろうそくをともしガザ地区の和平を訴えるメッセージを掲げる人たち=21日午後7時37分、東京都新宿区の明治公園、遠藤啓生撮影
ろうそくをともしガザ地区の和平を訴えるメッセージを掲げる人たち=21日午後7時37分、東京都新宿区の明治公園、遠藤啓生撮影 出典:朝日新聞デジタル:「ガザに平和を」とどけ、日本から キャンドルで人文字

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