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福井県鯖江市JK課、意外と本気で活動中
福井県のほぼ中央に位置する鯖江市。眼鏡のフレームや漆器の生産で有名ですが、今年2月、同市役所が女子高生による「JK課」の設置を発表して話題を呼びました。これまでの経緯や活動を、朝日新聞福井県版などからまとめました。
慶応大SFC研究所上席訪問所員の若新雄純さん。昨年話題になった「ニート株式会社」を、中心になって企画し、代表取締役会長に就任した方です。
そんな若新雄純さん、なぜJK課に……。
「JK課」設置のニュースが報じられると、ネット上では話題沸騰。これを取り上げた朝日新聞デジタルの記事も、3千以上ツイートされましたが、鯖江市には批判も寄せられたそうです。
「JK」というと色々なイメージを持たれがちです。しかし、その活動、なかなか地道なんです。
ゴミ拾いイベントの模様は、JK課のツイッターでも発信。
いよいよスタート! pic.twitter.com/dOl5BJKBZo
— 鯖江市役所JK課 (@sabae_jk) 2014, 6月 14
最後に130人を超えた参加者全員で記念撮影!ありがとうございました。 pic.twitter.com/PTSUnQSv6z
— 鯖江市役所JK課 (@sabae_jk) 2014, 6月 15
担当する鯖江市役所市民恊働課によると、ごみ拾いは8月にも予定しています。他にも地元の菓子店とコラボしたスイーツ作りなどにも取り組んでいるそうです。さらには……。
速報!本日、JK課図書館アプリの最終テストを実施。図書館内で記者会見中。 pic.twitter.com/yJb3wtFuOi
— 鯖江市役所JK課 (@sabae_jk) 2014, 6月 26
女子高校生でつくる「鯖江市役所JK課」とIT企業「jig.jp」が、スマートフォンなどで市文化の館(図書館)の閲覧机の空き状況が瞬時に分かるアプリを共同開発した。7月11日までに運用を始める。
アプリの名前は「Sabota(さぼた)」。11卓ある閲覧机の空き状況と蔵書検索、図書返却場所の確認ができる。ピンクを基調に、レッサーパンダのイラストをあしらったデザインもJK課員が考えた。
高校生は閲覧机を学習スペースに活用している。しかし訪れてみないと空き状況が分からないのは不便だとして、JK課員がアプリ開発を発案した。
26日、JK課員6人が閲覧机の下に在席状況を確認するセンサーを取り付け、稼働テストをした。課員の1人は「不便と感じていたことを伝えると、実際に目に見える形になった。うれしい」と話した。(湊彬子)
朝日新聞福井県版(14年 6月28日)
積極的に活動する「JK」たちに刺激を受け、かつては「JK」だったおばちゃんたちも奮起。まちづくりの市民団体「鯖江市OC(おばちゃん)課」を立ち上げました。
こちらも精力的に活動中。
本日、鯖江市OC課の皆さんが牧野市長に提言書をお持ちになりました。西山公園の施設にイクメンや高齢者の皆さんが使いやすい機能を追加しては、というご提案です。市民有志で募金も行います。 pic.twitter.com/90FHmnRZXm
— 鯖江市役所JK課 (@sabae_jk) 2014, 7月 3
「JK」も、「OC」も地元のために、日々奮闘中でした。