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永久保存版!「青春18きっぷ」でどこまで行ける?到着時刻をマップ化
1日乗り放題の「青春18きっぷ」を使ったとき、東京からどこまで、どのくらいの時間で行けるのか――。それを可視化したマップがSNSで話題になりました。なんと、18きっぷでこんなに遠い場所まで行けるんです。
「青春18きっぷを使って東京駅を平日の始発で出発したときの主要駅への到着時刻を表現したマップを作りました」
そんな文言とともに投稿された地図が話題になりました。
青春18きっぷを使って東京駅を平日の始発で出発したときの主要駅への到着時刻を表現したマップを作りました。 pic.twitter.com/aCiN4otO0H
— 地図とかデザインとか (@chizutodesign) July 15, 2024
これを見ると、18きっぷを使って東京駅から出発し、全国の主要な駅に何時ごろ到着できるのかひと目でわかります。
最新版の地図を見ると、午後10時過ぎには青森駅に、午前0時までには西出雲駅(島根県)や新山口駅まで行けるそうです。
この投稿に、「時刻表だけだと素人はなかなかイメージできないんだけど、こういう形で可視化されるとわかりやすい」「星座早見表みたい」「ありがたすぎる地図」「ほぼ全国に行けることが驚き」「永久保存版。デスクトップの待ち受けにします」といったコメントと5万のいいねが付きました。
「青春18きっぷ」とは「18」と付いていますが、年齢にかかわらず、だれでも利用できます。毎年、春・夏・冬に発売され、全国のJR線の普通・快速列車の自由席、BRT(バス高速輸送システム)、JR西日本宮島フェリーに1日乗り放題できるきっぷです。
きっぷは5回(人)分が1セットになっていて、同じ行程なら最大で5人まで同時に利用でき、1セットで12050円です。おとなでもこどもでも同じ金額です。
この便利すぎる18きっぷのマップを作ったのは、地理情報分析を手掛ける「MIERUNE」(札幌市)のデザイナー加藤創さん。Xのアカウント「地図とかデザインとか(@chizutodesign)」で日々、作成した地図などを紹介しています。
加藤さんは「18きっぷを使って旅行したことがあったので、当時住んでいた東京からどこまで行けるのかを一枚の地図に可視化してみたいと思ったことがきっかけでした」と話します。
JR各社のホームページに掲載されている時刻データを使い、イラストレーターというソフトを用いて作成しているそうです。
時刻を調べるのはもちろん、全て手作業なので完成させるのは大変だったそうですが、作ってみて改めて、「始発に乗れば東京駅から本州の端までたどり着けるのかと驚きました」といいます。
この18きっぷマップは2018年に初めて作ったもので、今回つくったのは時刻変更などを反映し、改良した2024年版です。
2018年版と比較すると、九州の小倉駅まで行けたのが山口県までしか到達できなくなっていたり、逆に到達範囲が伸びたりしているところもあったといいます。「18年との違いが可視化されて面白かったです」と加藤さん。
投稿には「出発地が大阪編、名古屋編も作ってほしい」といったコメントも。「ご要望をいただいているので、ぜひ検討したいです」と話しています。
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