連載
#196 #小山コータローの4コマ劇場
高熱の息子になんてこと!…体温測る方法が独特 「何これ初恋?」
美味そう(確信)
発熱の思い出といえば、子供の頃ずる休みをするときに高熱を使ってましたね。
「高熱を使ってた」というこの世にないフレーズですが、猫って基礎体温高いんですよね。
朝起きて「あれ?今日学校ダルいな…」と思うと同時に猫にアイコンタクトします。すると猫も、拾ってくれた恩義があるからなのか「ァナーン」とこちらに近づいてくるのです。
こうなればこっちのものです。
果物を収穫する感じで猫をもぎ取り部屋に連れ込み、猫の体温を体温計で測ればもう「高熱」の完成です!簡単ですね。(一応猫の脇に挟んでました)
しかし問題は猫だと体温が高すぎることがあるんですよね。40度とか言っちゃうと病院に連れて行かれて熱を再度測られて嘘がバレます。
そこで猫の脇に挟んだ体温計の数値の上がり方を見ながら、たまに脇から外したり、ちょっとずらして胸毛で体温調整したりして37.5度くらいを目指していくわけです。
そこはもう職人芸。一朝一夕ではできない技術です。
でも、もう正直バレてましたよね。姉が「お前高熱出す時、毎回猫連れ込んでるよな」と吐き捨てたのは今でもよく覚えています。
本当に恐ろしい言葉です。
「お前高熱出す時、毎回猫連れ込んでるよな」
そんか日本語あるわけないじゃないですか。本当に怖いですね。
<こやま・こーたろー>
漫画家。「違和感」を作風とし、漫画家のSNS「コミチ」やTwitterで毎日4コマ漫画を発信中。前後関係を無視したセリフや、突拍子もない理不尽な展開が得意。初の書籍「デリシャス・サンド・ウィッチーズ」(扶桑社)発売中。Twitterアカウントは@MG_kotaro。
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