ネットの話題
回転焼き?今川焼き? いいえ「まるあま」です 新たな名称が話題に
命名の経緯を取材しました
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命名の経緯を取材しました
回転焼き、今川焼き、大判焼き、おやき……と地域によって様々な名称がある、小豆あんなどを入れて焼いたお菓子。先日、そんなお菓子に新名称をつけて販売しているお店がSNSで話題になりました。命名の経緯を取材しました。
茨城県土浦市にある「謎解き&ボードゲームカフェ AsoVIVA JOKer」
ボードゲームや謎解きゲームを楽しめるお店で、オリジナルドリンクやアルコール、パスタやチャーハンなども提供しています。
SNSで話題になったのが、2021年12月から販売している「まるくてあまいやつ」。
つぶあんかカスタードが選べて、それぞれ1個税込み130円です。
見た目をそのまま名付けた商品名に対し、「これがスタンダードでいいじゃん」「アレねーって伝わるからそれでヨシ」といったコメントが寄せられています。
「ゲームの合間などに手軽に食べられるものとして導入しました」
そう話すのは、オーナーの矢口優希さんです。
商品名を決めるにあたって、地域によって呼び方が違うことが話題に。
茨城出身の矢口さんは「大判焼き」派でしたが、西日本出身の店長は「回転焼き」派。
調べてみると、今川焼きや二重焼きなどに加えて、ネット上では「ベイクドモチョチョ」といった呼び方も。
それならば、争いにならないようにいっそ新しい名前にしてしまおう、となったそうです。
見た目そのままの「まるくてあまいやつ」という名称は店長の発案。
スタッフの間では「まるあま」という略称が使われているそうです。
メニュー表に写真付きで紹介していることもあって、混乱するお客さんはいないとのこと。
「平和的でいいですね」といった反応や、あえて「回転焼きください」といった注文が入ることもあるそうです。
「そんな時は『すいません、まるくてあまいやつしか置いてないんですよ~』とジョークで返しています」
話題になったことについては、こう話します。
「新しいものを取り入れて生み出す謎解きの発想で生まれた名称でしたが、こんな風に多くの人に受け入れてもらえてうれしいです」
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