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芸能人の「政治的発言」本当にダメ? 星田英利さん「魂のつぶやき」
芸能人やスポーツ選手のツイッターアカウントの中で、星田英利さん(元「ほっしゃん。」)のものはひと味ちがいます。政治的なテーマをストレートにとりあげて、政権でも野党でも容赦なくやっつけます。どんな気持ちでつぶやいているのか、聞きました。(聞き手・吉沢龍彦)
――時事問題や政治的なテーマをつぶやくのには、なにかきっかけがあったんですか。
「原発事故の時の民主党政権の対応ですね。放射性物質の拡散が心配されている中で『ただちに影響ない』と繰り返すだけだったとか、あのへんのバタつきが許せへんかった。芸人としてでなく、ふつうに国民として、親として、思わずつぶやいたと。そんな感じでしたね」
――事故から6年。世の中はどんどん変わり、つぶやきの対象も変わってきています。
「一人の国民として思ったことを言ってるだけですよ。やっぱりその時その時、国を仕切っている政権に目が行く、文句が出るのは当たり前のことです。それになんや、反権力? 稚拙な名前を付ければ、そういうことになるんですけど、ぼくにはそんな思想もない。悪いことがあれば、仕切り方が悪いんじゃないですかと言うだけで」
――芸能人であることは気にしますか。
「それは、気にしないといったらうそになりますね。もっと直接的に言いたいとか、いろんな思いはありますけど、ぼくも組織に属しているんで、まわりに迷惑かからないようにとか考えますね。でも、それで、何か思いを止めてしまうのはだめだと思うんで。自主規制でやめるというのは違う」
――芸能人はものを言うなとか、言う人もいるのではないですか。
「はいはいはい。それが一番あほなやつで。じゃあ、誰がもの言うていいのか分からなくなりますよ。政治家じゃないのに政治の話すなという人に、じゃあお笑い芸人でもないくせに、おもろいとかおもろないとか言うなと言いますか?芸人だとか、素人だとか、言うことがおかしい。僕は一切それはありません」
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