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ウェザーニューズ、“ソーシャル天気”で世界最大に 北米アプリ買収

ウェザーニューズ社が、北米最大の「ソーシャル天気」アプリを買収。「世界最大の気象プラットフォーム」をめざします。

ウェザーニューズ社が買収を決めた北米のソーシャル天気アプリ「ウェザーモブ」の画面
ウェザーニューズ社が買収を決めた北米のソーシャル天気アプリ「ウェザーモブ」の画面

 国内最大手の気象情報会社ウェザーニューズ(千葉市)が、ユーザーからの投稿を集めて予報の精度を高める「ソーシャル天気」のアプリ事業を北米の企業から買収します。ウェザーニューズは「この分野で世界最大の気象プラットフォームになる」としています。

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北米で最も有名なソーシャル天気アプリ

 買収を決め21日に発表したのは、米ボストンに本社を置く「ウェザーモブ」が2011年から展開する同名のアプリ。世界140カ国からのダウンロード数は約40万、月間ユーザー数は約10万人に上り、リアルタイムで地域の細かな気象情報が投稿されています。開始4年で、北米で最も知名度があるソーシャル天気アプリに急成長しています。買収額は非公表。

「日本での過去10年の蓄積いかせる」

 ウェザーニューズ社もユーザーからの投稿情報を気象予測に生かすサービスを日本で2005年から実施しており、ソーシャル天気アプリ「ウェザーニューズタッチ」は1300万ダウンロード、投稿者は累計800万人に上っています。

 同社広報は取材に対し、「ウェザーモブはこれからユーザー数の伸びが期待できる。そこで集めたデータを気象予測に反映させる方法については、弊社には過去10年の蓄積があり、ノウハウをいかせる」と買収の効果を説明しています。

「世界の気象予報の精度アップ」

 ウェザーニューズ社は気象庁などの公式な情報に、自社で打ち上げた気象衛星からの情報、アプリからの投稿情報などを加え、独自に分析。大手コンビニチェーンや船舶会社など様々なところに、気象情報を提供しています。

 2013年からは海外向けのアプリ「サニコム」も自社で展開していますが、今回、北米最大のアプリが加わることで「世界の気象予測の精度のばらつきを埋めることができる」としています。

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