「ぼく、しむ」ドナーを待つ息子のために父は… 骨髄バンクのピンチ

10年で22万人が〝引退〟

水野 梓

難病の再生不良性貧血と診断され、病室で過ごす田中謙智くんと、父の浩章さん。骨髄移植のドナーはなかなか見つかりませんでした=浩章さん提供

今後10年以内に22万人が〝引退〟してしまう――。白血病などの病気の患者と、ボランティアで登録した骨髄提供のドナーをつなぐ日本骨髄バンク。ドナーになれるのは55歳までですが、現在の登録者の半数超が40代以上で、若い世代の登録が喫緊の課題となっています。10月は骨髄バンクの推進月間。ドナーを待つ患者家族と、偶然の巡り合わせでドナーになった女性を取材しました。 (withnews編集部・水野梓)

続きを読む