妻の一言で始めた料理 増えてきたレシピのひとつの〝名前のない鍋〟

白央篤司

ここ数年で料理をするようになったという須賀典夫さん(右)。妻の井上荒野さんの「ひと言」がきっかけで、少しずつ家事を分担するようになったといいます

みなさんはどんなとき、鍋を食べたくなりますか。

いま日本で生きる人たちは、どんな鍋を、どんな生活の中で食べているのでしょう。そして人生を歩む上で、どう「料理」とつき合ってきたのでしょうか。

「名前のない鍋、きょうの鍋」をつくるキッチンにお邪魔させてもらい、「鍋とわたし」を軸に、さまざまな暮らしをレポートしていきます。

今回は、長野の山あいに暮らしながら、ネットで古書店を営む男性のもとを訪ねました。

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