「業界分析が甘い」同人誌〝転売自由化論〟オタク弁護士の違和感

違法と限らずとも問題視される本当の理由

神戸 郁人

営利目的で同人誌を転売することを、正当化するような記事が、ツイッター上で批判を浴びました。「転売自体、違法ではない」という文中の主張について、現役弁護士はどう捉えたのでしょうか?(写真は2019年夏のコミックマーケットの様子)

「同人誌にも、転売の自由を」。そのような主張が先週、ツイッター上で批判を浴び、発言者が謝罪と撤回に追い込まれました。法律で全面規制されているわけではないものの、人々に拒否感を抱かせやすい、転売行為。同人文化に親しむ人々が、強く反発したのはなぜだったのか? 事情に通じた弁護士に、話を聞きました。(withnews編集部・神戸郁人)

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