「ママさん選手」使っちゃダメ?校閲から考えるスポーツとジェンダー

「史上初」も「最年少」もNGな理由

コウエツさんのことばなし

スピードスケートのソチ五輪代表選考会、女子500メートルで6位に終わった岡崎朋美さんは競技終了後、応援スタンドにいた長女の杏珠ちゃんを抱きあげた=2013年12月28日、長野市のエムウエーブ

言葉遣いや誤字脱字を点検するのが校閲です。特にスポーツ記事は記録にまつわる数字が多く骨が折れます。そんな中、最近、特に要注意のチェックポイントがあります。ジェンダーをめぐる表現です。褒めているつもりでも「美しすぎる」はNG。「ママさん選手」は本当にダメなのか? 人々の意識とともに変わるのが言葉遣いです。北京五輪では男女混合や女子の新種目が増え、参加する女子の割合は男子に近づいてきました。ジェンダー平等という視点からスポーツ報道を点検していきたいと思います。(朝日新聞校閲センター・原島由美子)

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