内定辞退し「ひとり陸上部」に入部、元選手を縛った〝やりがい探し〟

元日本代表選手の新井初佳さんが見つけた「割り切り」

Hideko Ono

女子100メートルで優勝、思わず笑みがこぼれる新井初佳選手(ピップフジモト)=1998年10月3日

大学卒業後、「ひとり陸上部」として仕事と競技の両立をしていた元短距離選手の新井初佳さん(47)。女子100m走で世界陸上に日本代表として出場しますが、2回にわたる五輪への夢は破れました。人生をかけて取り組んだ競技以上のやりがいを見つけるのは難しいという現実。その時、大事にしたのは「割り切ること」でした。引退後、アスリート時代の経験を生かして、ヘルスケア製品のPRに携わるなど所属企業でのセカンドキャリアを築くまでを聞きました。(ライター・小野ヒデコ)

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