引退した競走馬、ナイスネイチャ支援を生み出したウマ娘と「推し」

丹治翔

当初の目標額の18倍の支援を集めたナイスネイチャのバースデードネーション(Syncableのページより)

アニメやアイドルファンの熱量を測る物差しの一つにグッズやコンテンツなどの消費行動があります。矢野経済研究所の調査によると、2019年度のアニメ市場は3千億円、アイドル市場は2610億円にまで広がりました(2020年度は新型コロナウイルスの影響で大幅に縮小と予測)。
 
多様なお金の使い方があるなかで、引退した競走馬・ナイスネイチャのバースデードネーションが当初の目標額から18倍の約3600万円が集まりました。前年と比較すると20倍です。
 
ここに一役買ったのが、ナイスネイチャも登場する実在の競走馬をもとにしたスマホゲームの「ウマ娘」です。ゲームファンの熱量が引退馬支援につながった事例から、推し活の可能性について考えました。

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