大人になって気づいた「アセクシュアル」 恋愛できない私は欠陥品?

告白されても…1ミリもわからない

雁屋優

生まれつき、特定の誰かを愛することができない……。そんな「アセクシュアル」の当事者・雁屋優さんに、自らの人生観についてつづってもらいました(画像はイメージ)

「愛することは素晴らしい」。ドラマや映画、流行歌を通じ、そんなメッセージが当たり前のように広められてきました。一方で社会には、他者に対する恋愛感情を生まれつき持てない、「アセクシュアル」の人々が存在します。ライターの雁屋優さんも、その一人です。「私は欠陥品なんだ」。周囲の「ふつう」に自分を合わせられず、苦しむ日々。救いとなったのは、一冊の漫画でした。「愛し愛されるべき」という呪縛から解放されたきっかけについて、つづってもらいました。

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