地球の裏側で見た日立のSL 世界を飛び回った鉄道技師の思い出

ナイジェリアでは大統領専用列車を修理、韓国初の地下鉄も担当「品質向上」に捧げる

高橋 豪
朝日新聞記者

スーダンに輸出したディーゼル機関車と写る永田さん(右)=1964年、本人提供

5月1日で100周年を迎えた国内最大級の鉄道工場「日立製作所笠戸事業所」がある山口県下松市。笠戸事業所の元社員が子どもたちに理科の楽しさを伝えている団体「日立のぞみ会」の会長は、海外に輸出した車両の検査に携わってきました。品質向上のために世界中を飛び回り、一大輸出プロジェクトも指揮したという、1世紀続いてきた工場を体現する技術者人生。鉄道ファンの記者(25)が、「鉄道のまち」で見聞きした出来事をレポートします。(朝日新聞山口総局記者・高橋豪)

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