瀬戸内海の日差しで拝む「メトロ車両」営団時代にはなかった最新設備

段差減らし防犯カメラ「都市交通の成熟」

高橋 豪
朝日新聞記者

「く」の字に角張った形の7000系と、丸みを帯びたデザインの10000系=東京メトロ提供

できたての地下鉄車両が、地下に「潜る」前に行われるイベントが「甲種輸送」です。2020年11月6日、JR山陽線の下松駅には東京メトロの有楽町線と副都心線に2021年から投入される新型車両「17000系」の姿がありました。瀬戸内海の日差しの中で見る東京メトロの新車両。最新の設備が施された進化を感じながら、自分の思い出もよみがえってきます。なぜなら、有楽町線は私が毎日のように使っていた路線だったからです。鉄道ファンの記者(25)が、「鉄道のまち」で見聞きした出来事をレポートします。(朝日新聞山口総局記者・高橋豪)

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