「自己啓発本」の正しい効用 不安な人を惑わす「大きな物語」の罠

心を包み込む「気持ちよさ」の功と罪

神戸 郁人

衰えるところを知らない「自己啓発本」の流行。一冊一冊が発する「心地良いメッセージ」の、正しい受け止め方とは?(画像はイメージ)

自己啓発本は、なぜ売れるのか。〝中の人〟である編集者の一人は、不安定な時代に「大きな物語」を提供してくれる存在だと明かします。「信者ビジネス」とも言われ、批判も受けやすい自己啓発の世界。果たして〝正しい効用〟はあるのでしょうか? 自己啓発本の功罪から、適度な距離の取り方について考えます。(withnews編集部・神戸郁人)

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