いじめ引き起こした私を待ち受けていた「仕返し」消えない心の穴

「加害者になっている人も、周りに自分のことを話してみてほしい」

金澤 ひかり
朝日新聞記者

イラスト・しろやぎ秋吾

「私は小学生の頃、ある一人の女の子をいじめてしまいました。いまでもとても後悔しています」。現在22歳の女性が打ち明けるのは、子どもの頃に友だちをいじめてしまったことへの懺悔と、その後の自分への「仕返し」、そしてそれらに加担した人たちへの疑問です。「じゃあ彼らは?私や彼女をいじめるだけいじめてあとは知らん顔?」――。10年以上彼女の心をむしばむ感情を、イラストレーターのしろやぎ秋吾さんがマンガにしました。大人になった彼女はいま、「いじめの周りにいる人たちも、大人に助けを求めて」と強く訴えます。

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