「丸刈り=反省」パフォーマンスなのか 見た目問題追う記者の違和感

岩井 建樹
朝日新聞 相続会議編集長

反省を示すため丸刈りになった広島県安芸高田市の児玉浩前市長=6月26日、松島研人撮影

前法相らの公職選挙法違反事件をめぐり、現金の受け取りを認めた広島県内の市長が謝罪の気持ちを示すために丸刈りになりました。すると、メディアは「丸刈り市長」などと報道し、話題に。私はニュースを見て、強い違和感を覚えました。丸刈りを「反省の印(しるし)」として髪を切った市長も、丸刈りを強調して報道するメディアも、先天的・後天的な病気によって髪がない人たちの存在を忘れているのではないかと思ったためです。(朝日新聞記者・岩井建樹)

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