「女の子は学校行かなくていい」 日本に暮らす外国人の子どもの今

「家のことだから」……子どもをしばる、この「檻」は、まだ日本にあるんです

藤崎麻里

「デザイナーになりたい」と家族に話した千葉に住むアフガニスタンの女性は、まちを歩き心ひかれた花の写真を撮影している

女の子だから学校に通えない。日本に住み、これからも生きて行く外国ルーツの子どもたちの一部で、そんな問題が起きはじめている。一見すると、異文化だからこそ起きている問題のようだが、背景にあるのは、よい人と結婚し、家事をし、子どもを産み育て、家に尽くす――そんな親の価値観だ。支援者は「かつての日本も同じだった」と感じ、家庭への介入しづらさは今も変わっていないと指摘する。学ぶ機会に苦しむ外国ルーツの子どもや女性の現場をたどった。

続きを読む