「チャンネルはそのまま!」の成功 「水どう」が求めたテレビの魅力

奥山晶二郎
サムライトCCO

「民間放送連盟賞テレビ部門グランプリ」獲得した「チャンネルはそのまま!」のエグゼクティブプロデューサー福屋渉さん(右)と、「水曜どうでしょう」ディレクター(ドラマでは監督)の藤村忠寿さん(中央)、嬉野雅道さん(ドラマではプロデューサー)=HTB提供

11月、北海道テレビ(HTB)が手がけたテレビドラマ「チャンネルはそのまま!」が、「2019年日本民間放送連盟賞テレビ部門グランプリ」を獲得しました。ドラマには、同じHTBの人気番組「水曜どうでしょう」(水どう)の出演者をはじめ、おなじみのディレクター陣も参加しています。「東京の周縁に地方がある」という刷り込みに異を唱える嬉野雅道さん。一方の藤村忠寿さんは「地方局が作るドラマという意味合いを払拭(ふっしょく)したかった」と語ります。ディレクター二人の言葉から、「チャンネルはそのまま!」や「水どう」が成功した理由、そこから見えるテレビの価値について考えます。

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