「それでもいいから会いましょう」場面緘黙の私 「お面」で得た人生

誰かとつながりたい、でも、声が出ない。追い詰められた先にあったもの。

野口みな子

誰かとつながりたい、でも、声が出ない。大人になってから病気だと知るまで、人とのつながりを実感できないまま生きてきた男性(31)。話せないために「空気」のように扱われた高校時代、「消えてしまいたい」と思うほど追い詰められた先には、想像していたよりもずっと鮮やかな世界が待っていた。自分の病気への理解とともに、「お面」によって広がった人生。男性のこれまでを振り返る。

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