ろう者の写真家・齋藤陽道が手話で語った少数者としての「生存戦略」

平尾 勇貴
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齋藤陽道さん=河原夏季撮影

 音のない世界で「声」を撮り続けている写真家がいます。齋藤陽道(はるみち)さん(35)。ミスチル(Mr.Children)のアルバムジャケットなど、有名アーティストを被写体に数々の作品を手がけてきました。齋藤さんは、耳が聞こえないろう者です。聞こえる人たちがつくる社会で生活をしている聴覚障害者たち。中でも、第一線の写真家として活動する齋藤さんは「わかり合えないことって、誰にでもある。その孤独感が、聞こえる人と聞こえない人をつなげることもできる」と話します。齋藤さんの言葉から「誰かとわかり合う」ことの意味を考えます。(withnews編集部・平尾勇貴)

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