AV強要問題の裁判、傍聴続けた元有名女優「国関与が必要かも」の真意

高野 真吾

東京地裁などが入る庁舎前に立つ、元有名AV女優の小室友里さん=高野真吾撮影

 東京地裁で25日、アダルトビデオ(AV)業界が注目する判決がありました。業界の第三者委員会メンバーらと同じく、その裁判に毎回のように足を運んだのが、元有名女優で世界初となるDVDでのAV作品に出演した小室友里さん(43)です。引退から20年近く経っても「自分を育ててくれた」とAV業界に恩義を感じている小室さんですが、出演強要問題への業界の対応にはシビアな目を向けています。「生き残るためには国の関与が必要になってくるかもしれない」。発言の背景にある業界への危機感を聴きました。(朝日新聞記者・高野真吾)

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