「僕はブタと一緒」壮絶な虐待描いた映画の問い 生還までの道のり

山本奈朱香

太賀さん(左)が演じる息子は大人になり、吉田羊さんが演じる母親に向き合う決意をする=(c)2018「母さんがどんなに僕を嫌いでも」製作委員会

 漫画家の歌川たいじさん(52)は、実の母親から虐待を受けて育ちました。公開中の映画「母さんがどんなに僕を嫌いでも」では自らの体験が描かれています。自分に自信が持てず、友達もできずにもがいた日々を経て、「今は幸せです」という歌川さん。どのようにして、いまの心境にたどりついたのか。壮絶な虐待の日々と、「死んでも失いたくない友達」との出会い。そして母の死について語ってもらいました。(聞き手 朝日新聞記者・山本奈朱香)

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