「くそッ、どこだ、がん細胞!!」 はたらく細胞が描くオプジーボ

「がん細胞」が繰り出す「手形」に押さえ込まれそうになる「キラーT細胞」

 ノーベル賞で毎年、注目される科学の話題ですが正直、「難しくて、わかりにくい」と言われるのもしばしば……。ノーベル医学生理学賞を受賞する京都大特別教授の本庶佑(ほんじょ・たすく)さん(76)の研究も例外ではありません。授賞式の12月10日(日本時間11日未明)が迫るなか、なんとか「もっとわかりやすく」伝えられないか、悩んでいたところ、今年ヒットしたアニメに光明を見いだしました。細胞を擬人化した「はたらく細胞」です。異色のサイエンス漫画の作者が「難しくて、わかりにくい」ノーベル賞にどう立ち向かったのか。嫉妬するくらいわかりやすいノーベル賞解説漫画が生まれました。(朝日新聞科学医療部記者・野中良祐)

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