不妊治療、「卒業」選んでも…… 「夫婦2人で生きる」尊重して

平成家族

今年5月、「卒業生の会」が開かれた会場。5人の参加者が思いを打ち明けた

 子どもが欲しくて不妊治療を長年続けたけれど、かなわなかった。夫婦2人の人生を新たに歩み始めたある女性の胸中には、二つの異なるつらさがありました。平成の時代でも、「子どもを育てて一人前」という家族像に苦しむ人たち。自らの不妊治療の経験を、若い世代に伝え始めているカウンセラーもいます。(朝日新聞記者・滝沢卓)

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