「人間より監視カメラ多い」 弾圧逃れた難民が証言、チベットのいま

奈良部健

インドの首都ニューデリーで、中国政府への抗議活動中に拘束されたチベットの青年=2017年3月10日

 1950年に中国軍が進駐してから、多くの犠牲者を出してきたチベット。記者や外国人は自由に入れず、今どうなっているのか、定かにはわからないというのが実情です。そこで、隣国インドに逃れてきたというチベット難民の男性、ワンチュクさん(31)にチベットの現状を聞きました。以下はヒマラヤのふもとにあるインド北部のダラムサラという町で、「ぜひ日本人にも知ってほしい」と彼が語った証言です。(朝日新聞ニューデリー支局・奈良部健)

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