25年間「今日は死なない」を積み重ねた女性 摂食障害の壮絶な日々

やせたい私
 

摂食障害に悩む若い人へ「私は『今日は死なない』を積み重ねて生き延びてきた。どうか死なないで」と呼びかける

 中学1年で症状が出始めた摂食障害は、40歳前後で回復するまでに、25年近くの時間を要しました。「ずっと居場所がなかった。私の経験が、摂食障害を抱える若い人たちの役に少しでも立つならば、話していきたい」。回復したいま、東京都内の会社員女性(42)はそう口を開きました。拒食から始まり、やがて過食へ。苦しくなるまで食べ物を口から詰め込み、罪悪感から絶食し、市販薬の下剤を一気のみ――。そこから抜け出すまでの日々は、どんなものだったのか。女性は、静かに話しはじめました。(朝日新聞科学医療部・武田耕太)

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