死の淵見たから、がむしゃらに 逆境も乗り越えた井村屋副会長の半生

「幸せな体験の積み重ねが強い心につながります」と話す中島伸子さん

 「あずきバー」で知られる井村屋グループ(津市)の中島伸子・副会長(65)はアルバイトとして入社し、3人の子どもを育てながら女性社員のパイオニアとして活躍してきました。その原点は、学生の時に遭遇した列車火災事故です。「生きていくことが亡くなった人への恩返しになる」。父親からのメッセージを胸に、家庭との両立や管理職になってからの逆境も乗り越えてきました。(聞き手・朝日新聞津総局記者、小林裕子)

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