イルカと人が…「おとぎ話」のような漁法に危機 最後の4人の願い

染田屋 竜太
ヤンゴン支局長兼アジア総局員

夕焼けの中、川に網を投げるマウンレイさん。「昔はもっとたくさんの魚がとれたんだが……」と少し寂しそう=2017年12月、ミャンマー中部、杉本康弘撮影

 大河に浮かぶ小舟。漁師の合図でイルカがはね、魚を網に追い込む……そんなおとぎ話のような漁法が、ミャンマー中部のイラワジ川に伝わっています。ただ、以前に比べてイルカの数は減り、技を受け継いだ漁師も数えるほど。イルカと人が協力して漁をする伝統が、絶滅の危機に陥っています。(朝日新聞ヤンゴン支局長兼アジア総局員・染田屋竜太)

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