「香港は変質した」民主化運動のその後、雨傘の「女神」に聞く

益満雄一郎

朝日新聞のインタビューに応じるアグネス・チョウさん=2018年2月26日、香港、益満雄一郎撮影

 民主的な選挙を求め、2014年に若者たちが大規模なデモ「雨傘運動」をした香港でいま、急速に政治への「しらけ」が広がっています。中心メンバーの1人で「女神」と呼ばれた女子大生アグネス・チョウ(周庭)さん(21)は、3月11日にあった選挙で立候補を認められませんでした。決定の背後にいるのは中国政府。「エレクション(選挙)がセレクション(選抜)に変質した」とアグネスさんは言います。いったい何が起きているのでしょうか。(朝日新聞香港支局長・益満雄一郎)

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