ミャンマーで英雄になった日本人「カネコ」世界一過激な格闘技で王者

染田屋 竜太
ヤンゴン支局長兼アジア総局員

ミャンマー伝統の格闘技「ラウェイ」のタイトルマッチに挑む金子大輝選手=2017年12月、ヤンゴン市内

 ミャンマーに「世界一過激な格闘技」があるのを知っていますか? なんとグローブをつけずに殴り合い、ほとんどの格闘技で禁止されている頭突きもあり。故意でなければ金的さえも許され、流血はあたりまえ、それが「ラウェイ」です。昨年12月、金子大輝選手(23)が日本人として初めて現地で王者になりました。体操選手の道をあきらめ、就職に失敗し、試合では連戦連敗。めげずに深夜のラーメン店で特訓を積み、やっとつかんだ栄光でした。(朝日新聞ヤンゴン支局長兼アジア総局員・染田屋竜太)

続きを読む