初優勝・栃ノ心、ファッションは「色の魔術師」 考え抜かれた「粋」

江戸川夏樹

初優勝から一夜明け、会見する栃ノ心関=東京都墨田区の春日野部屋、柴田悠貴撮影

 大相撲初場所が、西前頭3枚目の栃ノ心関の平幕優勝で終わりました。ジョージア出身の30歳。「甲冑のような体」(元小結・舞の海さんが千秋楽で語った一言)が特徴で、4年半前、靱帯を2本切る大けがで幕内から幕下に落ちながらも、不死鳥のように戻った栃ノ心関。その実力はもちろん、実はファンからファッションでも注目されています。すてきな着物の色使いから、私は「色の魔術師」と勝手に呼んでいるのですが、そこには日本の美を意識する心がありました。(朝日新聞記者・江戸川夏樹)

続きを読む