なぜ、クマがいる山に自ら入るのか?収入・文化…過疎地で見た現実

秋田県の横手城南高校側のオリで捕獲されたオスのクマ=横手市提供

 2017年、秋田ではクマの人身事故件数、目撃件数、そして捕殺数が過去最多になりました。今年5月27日には女性が亡くなる事故も起きていますが、それでも山に入る人は無くなりません。過疎地の貴重な現金収入であったり、地域に根ざした文化であったり…。単純に禁止できない事情があることも見えてきました。クマがいる山に自ら入るのは「ただのバカ」なのか? 秋田の事例から考えてみました。(朝日新聞秋田総局記者・石川春菜)

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