相模原事件「園内」で感じた“すえたにおい”「ここに誰かがいた」

植松聖被告が建物に侵入後、最初に通った廊下=2017年7月6日、相模原市緑区、葛谷晋吾撮影

 つい1年前まで人が住んでいたとは思えないほどの静寂が広がっていた――。相模原市緑区の障害者施設「津久井やまゆり園」で19人が殺傷された事件から1年を迎える数週間前。私は事件後はじめて園内に足を踏み入れた。「すえたにおい」が教えてくれたのは「ここに誰かがいた」という痕跡だった。(朝日新聞横浜総局記者・飯塚直人)

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