外務省困惑、首脳会談の裏側暴露の新駐日大使 押しの強さトランプ級

藤田 直央
朝日新聞編集委員

「とにかく一生懸命働く」と語る米国のハガティ駐日大使=11月17日、東京・内幸町の日本記者クラブ

 米トランプ政権の駐日大使として着任3カ月になるウィリアム・ハガティ氏(58)が11月、来日後に初めて本格的な記者会見に登場しました。風貌はソフトですが、もとはトランプ氏と同じ押しの強いビジネスマン。詰めかけた国内外のメディアを前に、「日米FTAを含むあらゆる選択肢を話し合った」と日米首脳会談の舞台裏を披露。「議論はしていない」と外務省が戸惑うなか、大統領の名代として「対日貿易赤字の解消」を何度も訴えました。

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